≪整心科学研究所(埼玉県上尾市)≫

自己治癒力により心身を整えていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法を研究、実践中です。
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    429)無条件の愛の対象
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      シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
      なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

      今日は、「無条件の愛の対象」 について書きます。
       

      <ある日のローカル電車の中での光景から >

      田園風景の中をガタンガタンと不器用な音を立てて走るローカル電車の中でのこと。
      ある無人駅から乗り込んできたちょっと強面のおじさんが向かいの座席にドスンと座った。
      機嫌悪そうな憮然とした面持ちで前を向いて座っている。
      ちょっと関わりたくないなと思わせる雰囲気を漂わせていた。
      なるべく視線を合わせないように気を付けながら、時折視線を泳がせていた。
      その時はまだ、後に思いもかけない光景を目にするとは考えもつかなかった。
      少なくとも私は。

      しばらく風景が流れたある瞬間。
      近くで可愛い「あ〜」という声がした。
      その声の方に目を向けると、赤ちゃんがそのおじさんの方に小さな手を向けていたのだ。
      若いママの腕の中に抱かれた 生後まだ4・5か月だろうか、いわゆる赤ちゃんから一人分の座席を隔てた距離にあの強面のおじさんが座っていたのだった。
      少し緊張したママが慌てた様子で赤ちゃんをあやしていた。
      決して多いとは言えない乗客が少なからず一瞬息を呑んだように感じた。

      次の瞬間、その場の雰囲気が一変した。
      何と、あの強面のおじさんがまるで別人になったのだった。
      深く刻まれた顔のしわが満面の笑みに変身をとげた。
      そのまなざしは一心にその赤ちゃんの上に降り注ぎ、なんとあやし始めたのだった。
      赤ちゃんはというと、笑い声こそ立てはしなかったが、じっとそのおじさんのまなざしにまなざしで応えていた。
      ママも我が子とおじさんを交互に見つめながらそのまなざしに参加していた。
      その時間は果たしてどれくらいだったろうか。

      無垢で無邪気だとされる赤ちゃんの一声が、強面を一瞬で笑顔に変えた。
      そのおじさんの心中は解らない。
      ただ赤ちゃんの一声がおじさんの笑顔を引き出したことだけは確かなことだった。
      言葉(意味)の世界に自ら参加していない存在が、言葉の世界に住まう大人にとって無条件の愛の対象として作用したと言えないだろうか。

      緊張した場の雰囲気を一瞬にしてほっこりとした空気に変容させた現場を目撃した。
      まだ寒さの残る如月のひと日の出来事。

      twitterでもつぶやいています。https://twitter.com/rakuhomanami
      シニフィアン研究所のHPもどうぞ http://signifiant-lab.com/ 

      | 育児・子育て | 11:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
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